Exemple

熊本震災支援活動報告3

5/2から5/5の4日間、JISP/IsraAIDは、医療チームとこころのケアチームの2チーム9名を熊本地震被災地に派遣しました。

医師と看護師3名で構成された医療チームは、益城町役場前や避難所で、カウンセリングや母子相談会を実施しました。まだゆっくり相談をする余裕はない、という声も聞かれましたが、立ち話の中で不安な気持ちを漏らされる方も多く、今後も継続的な活動の必要性を強く感じました。

また、こころのケアチームは、避難所でこども向けのアートアクティビティを提供したり、避難所運営にも携わる学校の先生や、教育委員会の方と、今後の地域や学校での支援ニーズについて意見交換させていただきました。

「子供の落ち着きがなくなって、私の後をついてまわるんですけど、私は私で、家の片付けもしなくちゃいけないし、なんだかイライラしてしまうんです」

という親御さんの声。

「今までやったことのない避難所運営を3週間休みなく続けて、さすがに疲れてきた。来週の学校再開に向けて、準備もしなきゃいけないし、子供たちがどんな状態で登校してくるかわからないし、胸のあたりに何か重いものがつまった感じです」

という先生の言葉。

混乱とストレスの中、精一杯、最善をつくされる現地の皆さんのご苦労を強く感じました。

一方で、元気に遊ぶ子供たちや、学校が休校になったからと、ボランティアで活躍する高校生や大学生の姿、
そして行政とNPO・ボランティアがオープンに協力しあう新しい連携の形を見て、被災を経ての強さと希望のようなものも感じました。

来週からの学校再開に向け、現地では避難所の集約が進められており、生活が落ち着くまでまだ時間がかかりそうです。
こころのケアのニーズが本格化してくるのも、これからだと思います。

JISPでは今後も継続的に現地に入り、学校や避難所、地域の皆さんと連携しながら、必要なストレスケアや、心理社会支援を提供していきたいと考えています。もしそのようなニーズがあれば、ぜひお知らせください!

13178923_1061326987280707_6432843921975714683_n 熊本震災関連号Vol3 copy.compressed-3 のコピー

13151600_1058384234241649_6546351261855662983_n 13179061_1058384324241640_4078563131728074284_n

13151557_1058384394241633_508763772173467501_n 13123156_1058384494241623_4487081108391168553_o

13179259_1058384554241617_4467170024092513624_n 13178888_1058384834241589_8839597489776968086_n

13165913_1058384007575005_6783357471985848888_n 13123288_1058384967574909_5387870080486921892_o13151501_1058384867574919_3876521268896143483_n 13177737_1058384927574913_2653421402112886158_n

13125028_1058384177574988_6042875250053486076_n 13124491_1058384060908333_3542441068814475657_n

Facebook