Exemple

熊本:相談窓口設置

熊本御船町ライオンズクラブ被災地支援イベントで「こころとからだの健康相談窓口」を設置させていただき、JISP提携専門家、震災看護師の菅原千賀子氏と臨床心理士の岡田太陽氏を派遣しました。

この活動について、岡田太陽氏による報告です。


御船町ライオンズクラブが6月18日に地域の方々へのお祭りイベントを開催するということで、そこに「こころとからだの健康相談窓口」を設置するため、災害看護師の菅原さんと臨床心理士の岡田とでタッグを組んで一路御船町へ行ってまいりました。

ライオンズクラブの皆様の配慮もあり、冷房のきく室内にスペースをいただきました。「こころとからだの健康相談窓口」だけだと味気ないこともあり、衝立をお借りして、そこでJISPの活動についても掲示させていただきました。スペースが御船町被災の記憶の展示のお向かいであったこともあってか、意外にも道すがらJISPの活動の掲示を見て行って下さる方が結構おられてとても嬉しかったです。

 

菅原さんが血圧計を持ってきてくださっていたのですが、高齢者の方々が何人か血圧を測りに足を運んでくださいました。中には「夜中に眩暈がして以来血圧が心配なのだけど」と言ってこられた方もおられました。血圧測定をきっかけに様々な話をうかがうことができました。

会場にはキッズスペースがあり、そこで子どもが遊べるようになっていたのですが、たまたま目が合ったお子様が「ここは何のお店?」と言って遊びにきたことをきっかけとして、相談スペースがお子様の落書きスペースに。保護者の方々が話し込んでいる間の暇つぶしだったのか、大勢の子どもがクレヨンやマジックを次々手にし紙に沢山絵を描いてくれました。「上手に描けてるね」「すごいね」と声をかけつつ、出来上がった作品は袋に入れてプレゼントさせていただきました。お子様達の意外なニーズに、もっと紙をはじめとするアート素材などを持ってでかければよかったと思いました。

遊びに来たお子様の中には以前JISPが学童保育支援で関わった学童に通っているお子様もおり、JISPの活動展示パネルを指さして「このお兄ちゃん知ってる!」などとにこやかに話して下さいました。

先日の仮設住宅視察の際にお話しさせていただいた地域の皆様との再会や、支援者会議に顔を出されている皆様とお話しする機会などもあり、有意義な時間を過ごすことができました。

引き続き、地域のコミュニティイベントに顔を出したりしながら、地域に根付いた支援を企画立案提供していけたらと思っております。

御船町ライオンズクラブの皆様、また、お世話になった皆様本当にありがとうございました。

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