週末の2日間、和光大学の音楽室をお借りして「音楽を専門としないセラピストへの音楽セラピーの紹介」がイスラエイド派遣の音楽セラピストであるアドヴァ・フランク=シュウィベル博士のファシリテーションにより行われました。
1日目は「聴く、とは何か」について、様々な「聴く」ワークを通して探求しました。聴くためには相手に対して開かれている姿勢が大切であることに気づきながら、さまざまな打楽器を用いてお互いの拍子に合わせたり変化をさせたりして一体感を、やりとりを持つことを体験しました。2日目は「声の質」として「何が」話されているかだけでなく「どのように」話されているかに注意を払い、相手に敬意を払い寄り添うという情動調律のプロセスを体験する声のワークから始まりました。楽器を全く使わずでも、すきな歌を使うことで深い悲しみにも形や構造、声を与えることができ、PTSD予防へ役立てられることも学びました。「声」とはアイデンティティであり、自由や解放を象徴するものであることを知り、参加者はこどもの頃の思い出の歌や大切な人に捧げる曲を持ち寄り、歌いながら、それぞれのストーリーを共有しました。
ご参加いただきましたみなさま、会場をご提供いただきました和光大学さま、どうもありがとうございました!